バイク屋さんって儲かるんですか?

 

バイク屋さんって儲かるんですか?

 

緒方がバイク屋を開業したのは25年前、以来もうこの質問は何百回とされました。

お客様はもちろん、同級生や異業種の方々等・・・

その度に緒方は、「ま、ボチボチっすよ」とか適当且つ曖昧な返答を繰り返してばかりでしたが。

最近またその質問を受けたのです、相手は20代の若者でやる気に満ち溢れた真剣な眼差し、なんでも3年後には自分のお店を持ちたいのだそう。

そんな彼へ後世に言い残す意味も込めて、真剣に答えさせていただきました。

「儲かるかどうかはやり方にもよるし、人にもよる、とりあえずやってみたら?」

と。

 

#普通の回答

 

  

一言でバイク屋といっても様々な営業形態があり

各メーカーのディーラーに始まり、中古車販売店、修理専門店やカスタム専門店、パーツや用品をメインに販売するお店等。

排気量やジャンルを含めるとその形態は数えるとキリがないほど存在します。

その中で自分はいったいどのサービスを一番の売りにするタイプのバイク屋さんになりたいのか、おおむね目標は絞った方がよいでしょう。

そこで一つ指標になるのがサービスの「粗利率」です。

一般的な車両を販売する場合、新車はおおよそ10%前後

中古車になれば粗利率は自分で決めることができますが、相場や売れ筋、オークションでの仕入れを考えるとおおむね20~30%辺りだと思います。 

そして部品もメーカー純正は5~15%辺り、社外パーツでも10~30%、エンジンオイル類は30~50%なんてのが一般的です。

もっとも粗利率が良いのは修理やカスタムに費やす時間工賃ですが、その名の通り時間をお金に変換することで発生する料金なので、一人でやる場合は限界があります。

その他にも、車検の代行業務、保険取り扱い等。

このような多種多様で粗利率の異なるサービスを、どう組み立てていくのか、そして何を一番の売りにして、どうやって最終利益を稼ぐのか。

  

  

有名どころで例えると、マクドナルドはハンバーガーを売りにして客を呼び寄せ、ポテトとドリンクで粗利を出します。

ハンバーガーはフロントエンド商品で、粗利は少ないが集客装置として働き、ハンバーガーと一緒に買ってもらうドリンクとポテトはバックエンド商品で一番の粗利を出す。

  

 

バイク屋さんでも、このフロントエンドとバックエンドの使い分けは非常に効果的だと思っていて、オイル交換を売りにしてタイヤ交換で稼ぐ、新車を売りにして中古車で稼ぐ、など独自の戦略を立てていくのも楽しみの一つではないでしょうか。

ただ、サービスでどれだけ粗利を出したとしても、様々な経費を支払いその残りが利益となるので、最終利益に結び付けるためには経費の金額が大きく関わってきます。

経費の中でも多く割合を占めるのが固定費です、主なものとして、光熱費、人件費、家賃などがそれにあたります。

この固定費を最初に大きく設定してしまうと、せっかく稼いだ粗利が全然残らないということになりますので、できる限り低く設定することが望ましいでしょう。

特にバイク屋さんは開業してすぐ儲かるなんてことは、よほどの立地条件や過去の影響力、人脈や資金がないと難しいので、小規模で始める場合、まずは儲かることよりも長く続けることを念頭に置き5年10年スパンで先々の利益を目指すことをお勧めします。

もちろんやってみないと分からない事だらけだし、やっているうちに考えが変わって来たり、当初の思惑どうりにいかず凹んでしまう事なんて山ほどあるので、それに対応できる柔軟な考えや強いメンタルも必要になってきます。

 

とまあ、偉そうに書かせて頂きましたが、緒方がバイク屋をはじめた当初1年間ほどは夜のバイトと掛け持ちし、5年目くらいまでは修行僧のような生活を送っていました(大げさ

10年目辺りから何とか人並な生活を営めるようになりましたが、この糸島に移転してきてからはまだ赤字経営です(オイ

それでも大好きなバイクをいじって、乗って、レースできて、そこそこの生活を送らせて頂いているので、今のところ後悔はしていません。

それぐらいの覚悟があるのであれば、バイク屋さんも悪くないですよというお話でした。

是非チャレンジしてみてください。

  

 

 

 

で、さっきのマクドナルドの話には続きがありまして・・・

ハンバーガーで客を呼び寄せ、ポテトとドリンクで利益を出すシステムはあくまで営業店舗の話であって、マクドナルドという会社自体の一番の収益は、その店舗をフランチャイズで貸し出したのちに受け取る売上連動型の「ロイヤルティ」と「賃料収入」になります。

そのために立地の良い土地を買い上げ所有し、建物を建てて、家賃収入で利益を回収するという完全なる不動産業で、その領域を世界中に広げ莫大な利益を上げ続けているのです。

この形態が成り立つのは、再現性がある利益を生むシステムの確立があってこそで、小売業の最終形態といっても過言ではありません。

バイクショップでもこれに近い手法は多く用いられており、不動産を融資で取得し利益はそこそこでも営業を続け、10年後20年後には支払いが終わった土地や建物が手元に残るといったやり方ですね、本来なら家賃として支払い何も残らない経費を、融資の返済に置き換える訳です。

 

  

なぜこの話をするのかって?  

  

ここ数年、緒方の怪しい動きをみて勘の良い方はもうお気づきかもしれません。

実はこの緒方、バイクショップのしがないバイトリーダーという肩書のほかに、もう一つ裏の顔がございまして(怖

それは・・・

またオイオイお話させて頂きます(オイオイ

続く・・・かも?  

 

それでは皆様、また来週! 

 

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